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舩橋 達
JAERI-M 87-166, 107 Pages, 1987/10
中性子散乱日米科学技術協力により、昭和60~61年度の間に、オークリッジ国立研究所に設置した広角中性子回折装置を利用してなされた研究活動をまとめたものである。昭和60年度はこの協力研究が本格化に入った時期であり、昭和61年11月の突然のHFIRの停止に到るまでの期間に、温度急変用の付属機器を利用した相転移機構の研究、単結晶の2次元回折の研究などが行われた。このレポートには、装置に関する2編の報告と、11編の中性子散乱実験を収録している。
飯泉 仁
JAERI-M 85-112, 67 Pages, 1985/08
中性子散乱日米科学技術協力のもとに行われた研究活動を1年分まとめたものである。協力研究のために製作された広角中性子回折装置の性能テストの結果、データ収集処理システムの現状、装置を用いて行われた研究成果などがまとめられている。
井戸村 泰宏; Dif-Pradalier, G.*; Garbet, X.*; Sarazin, Y.*; Tore Supra Teams*
no journal, ,
富岳におけるfull-fジャイロ運動論的シミュレーションにより、ToreSupraトカマクにおけるジュール加熱プラズマのLOC-SOC(linear and saturated ohmic confinement)遷移現象を解析し、低密度かつ高ZeffのLOCフェーズと高密度かつ低ZeffのSOCフェーズで主要な乱流が捕捉電子モード乱流からイオン温度勾配駆動乱流に遷移することを確認した。さらに、数値実験においてLOC-SOC遷移に伴うエネルギー閉じ込め時間や自発プラズマ回転の変化、および炭素不純物の吐き出しといった実験的に観測されているプラズマパラメータの変化を再現することに成功した。
井戸村 泰宏
no journal, ,
本研究では、富岳におけるFull-fジャイロ運動論シミュレーションコードGT5Dを用いて線形および飽和オーミック閉じ込め(LOC-SOC)領域の間の乱流遷移を解析する。LOC-SOC遷移は密度増大に伴って自発回転分布が変化する特徴を有する。数値実験によりこの特徴を再現し、その物理機構を解明した。密度に依存する衝突度の変化により支配的な微視的不安定性が捕捉電子モード(TEM)からイオン温度勾配駆動モード(ITG)に遷移する。TEMとITGは磁力線方向波数について乱流スペクトルの非対称性が異なるため、LOC-SOC遷移における運動量輸送の変化をもたらす。